鼻血の原因は寝不足かも?寝不足で鼻血が出やすくなる理由を解説!
鼻をぶつけてしまったり、何度も鼻をかみすぎると出てしまう鼻血。
鼻の粘膜が弱くなり、毛細血管が破れて出血してしまう鼻血ですが、寝不足が原因で起こることもあるって知ってましたか?
今回は、寝不足で鼻血が出る原因と対処法についてご紹介します。
寝不足で鼻血が出る理由
鼻血と寝不足は一見関係なさそうに感じますが、実は寝不足が原因で鼻血が出てしまうことがあります。
原因は「自律神経失調症」です。
人間は、体を動かすときに使う交感神経と、休めるときに使う副交感神経からなる自律神経がバランスを保つことで正常に活動しています。
寝不足になると、そのバランスが崩れ、交感神経が優位になります。
体がリラックスしにくい状態になることで、様々な不調を引き起こします。
具体的には、疲労やめまい、片頭痛、耳鳴り、便秘などです。
こうした症状をまとめて、自律神経失調症と呼びます。
自律神経失調症の一つの症状として鼻の毛細血管が切れやすくなるというものがあります。
寝不足によるストレスで血管が切れやすい状態になることで、鼻血が出る可能性が高まるということですね。
鼻血が出たときの勘違い対処法
鼻血が出た時、どのように対処していますか?
- 上を向く
- ティッシュを詰める
- 冷やす
- 首の後ろを叩く
よく耳にするこれらの対処法、実は効果的とは言えません。
上を向く
上を向くと、鼻血が喉に流れます。
胃の中で血液が酸化すると吐き気の原因となります。
ティッシュを詰める
ティッシュを詰めても止血する効果はありません。
逆に鼻の粘膜を傷つけてしまったり、ティッシュを外すときにカサブタを剥がしてしまうこともあります。
冷やす・首の後ろを叩く
冷やすこと、首の後ろをトントン叩くことも鼻血を止める方法として言われていますが、止血の効果はありません。
鼻血の正しい対処法
鼻血が出たときは、まず止血することが大切です。
横にならず、椅子などに座って少し下を向きましょう。
出血している側の鼻が分かれば、その側の小鼻の上あたりを指で抑えます。
5分間程抑え続けていると止血できると言われています。
もし5分経っても出血が止まっていなかった場合は、更に5分繰り返します。
ほとんどの鼻血はこの方法で止血することが可能です。
放置すると危険なサイン
普通の鼻血や、寝不足による鼻血は、止血してしまえば問題はありませんが、中には放置しておくと危険な鼻血もあります。
- 明らかに出血量が多く、押さえても止まる気配がない
- 前述の止血法を2回(10分)繰り返しても止血できない
- 顔が青ざめた
上記の状態は、貧血を進行させてしまう可能性があります。
医療機関を受診し、専門の治療を受けましょう。
まとめ
- 寝不足で自律神経失調症になると鼻血が出やすくなる
- 上を向く、ティッシュを詰めるという対処法は間違い
- 貧血に繋がる鼻血もあるため注意が必要
いかがでしたか?
大人になると、あまり出なくなる鼻血ですが、突然ポタポタと血が垂れてくるとびっくりしてしまいますよね。
鼻血が出たときは、慌てず今回ご紹介した対処法を試してみてください。