【要注意】気づいたら寝てるのは危険信号!急に眠くなる原因と対処法について解説!
日中ウトウトして、気づいたら眠ってしまっていたという経験をしたことはありませんか?
寝不足の状態なら分かりますが、十分に睡眠時間は取っているにも関わらず、気づいたら寝てしまっている人は注意が必要です。
今回の記事では、急な眠気に襲われ、気づいたら寝てしまう原因と、その対処法について解説します。
気づいたら眠っている原因は?
急に強い眠気に襲われ、気づいたら眠ってしまったというときには、様々な原因が考えられます。
ここでは、主な原因を紹介します。
単純な睡眠不足
まず疑うべきは、睡眠不足です。
人は通常7~8時間の睡眠が必要と言われています。
ショートスリーパーなど特殊な体質でないかぎり、睡眠時間が短いと睡眠不足に陥り、日中強い眠気を引き起こしてしまう可能性があります。
また、睡眠の時間を取っていたとしても、入眠障害や中途覚醒など睡眠障害と呼ばれる病気の症状によって眠りの質が低下して、十分な睡眠が取れていない可能性もあります。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の人も、眠りの質が低下しているため、日中強い眠気を感じることがあります。
睡眠時無呼吸症候群とは、肥満や下顎が下がっていることが原因で気道が狭くなってしまい、時々完全に閉じて無呼吸になってしまうという症状です。
いびきをかいている人などは、睡眠時無呼吸症候群である可能性があります。
無呼吸状態により身体が酸素不足になると、何度も覚醒して十分な休息が取れない状態になります。
目が覚めなかったとしても、身体が覚醒しているため、睡眠不足になってしまっているということですね。
ナルコレプシー
ナルコレプシーは睡眠障害の中でも過眠症という部類の病気です。
日中に強い眠気に襲われる「睡眠発作」と呼ばれる症状が出ると、5~15分程度眠り込んでしまうことがあります。
これは、睡眠や覚醒に関わるオレキシンという神経細胞の働きが弱くなることで発症すると言われています。
睡眠発作以外にも、笑ったり驚いたりすると全身の筋肉の力が抜けてしまう情動脱力発作や、睡眠麻痺(金縛り)、眠りについた直後に幻覚を見たりなどの症状があります。
突発性過眠症
ナルコレプシーと似ていますが、情動脱力発作や睡眠麻痺、入眠時幻覚などの症状はありません。
夜の睡眠時間が長い人ほど、突発性過眠症が発症したときに眠ってしまう時間も長い傾向があります。
学生であれば、授業中や試験中に眠ってしまったり、社会人では仕事中に眠ってしまったりなど、大きな支障が出てしまいます。
その他の原因
その他にも、ストレスや発達障害、食後の血糖値上昇などが原因として挙げられます。
日中に突然襲ってくる眠気は、単なる睡眠不足以外にも様々な原因が考えられるため、頻繁に起こる人は医療機関を受診してください。
睡眠と気絶の違い
突然眠気に襲われ眠ってしまうという状態は、気絶に近いようにも思います。
「気絶したように眠る」とも言いますよね。
意識がなくなるという点で、睡眠と気絶はよく似ていますが、どんな違いがあるのでしょうか?
気絶とは「脳への血流が減少し、酸素不足になることで起こる意識の消失」です。
恐怖や痛みなどの高ストレス、起立性調節障害などの病気で立ち上がったときに一時的に脳の血液が減ってしまうなど、原因は様々ですが、通常は短時間で回復します。
気絶の場合は、身体の姿勢を保つことが出来ず崩れ落ちてしまうため、場所によっては大変危険です。
逆に睡眠の場合、眠気に襲われているときに横になったり、しゃがんだりすることが出来るので、急に眠くなる症状がある人はすぐ行動できるように気をつけておきましょう。
急な眠気への対処法
急に眠くなってしまったときの対処法ですが、眠っても良い状況であれば、無理に我慢せず、眠ってしまうことが一番です。
どうしても眠ってはいけない状況の場合、コーヒーやチョコレートなどでカフェインを摂取する他、歯磨きやガムなどで眠気を覚ますことをオススメします。
また、眠気覚まし用の処方薬を利用することも効果的です。
リタリン、モディオダールなどの眠気覚ましは、ナルコレプシーや突発性過眠症の場合、保険適応が可能です。
規則正しい生活を送り、日中に15分くらいの仮眠をとることで、睡眠習慣の改善を促すことが出来ます。
急な眠気が気になる人は、無理をせず、早めに医療機関を受診して原因を特定しましょう。
まとめ
- 急な眠気に襲われるのは、様々な原因がある
- 眠れる状況であれば、机に伏せるなどでも良いので眠ってしまう方がよい
- 原因が不明な場合、早めに医療機関で原因を特定することが大切
いかがでしたか?
急に襲ってくる眠気の原因をいち早く特定し、効果的な対処法を試してみてください。