睡眠の質を上げる成分・L-テアニンとは?効果やサプリの副作用について解説!
睡眠時間は十分にとっているはずなのに、疲れが取れずスッキリしない。
それは睡眠の質が下がっていることが原因かもしれません。
睡眠の質を向上させる成分として注目されているのが「L-テアニン」というアミノ酸。
今回は、その「L-テアニン」について、効果や摂取方法などをご紹介します。
睡眠の悩みを抱えている方は、ぜひご覧ください!
睡眠の質を上げる「L-テアニン」とは?
L-テアニンは、一般的にテアニンと呼ばれ、緑茶の多く含まれるアミノ酸の一種です。
アミノ酸は人のタンパク質を構成する20種類の必須アミノ酸と非必須アミノ酸、タンパク質を構成しない遊離アミノ酸に分かれます。
テアニンは、タンパク質構成にかかわらない遊離アミノ酸で、細胞や血液中に蓄えられています。
緑茶に多く含まれていると説明しましたが、お茶の葉に含まれているテアニンは光合成によってカテキンに変化するため、陽の光を極力当てずに作った玉露・抹茶のほうが、緑茶よりも多くテアニンを含んでいます。
L-テアニンの効果
テアニンの効果として以下の3つが挙げられます。
睡眠をサポートする効果
テアニンを摂取すると、リラックス状態で出るα波が増加することがわかっています。
α波が増加することで、脳の緊張を和らげ、眠りにつきやすくなることが報告されています。
また、テアニンを摂取することで、中途覚醒(睡眠途中で目が覚めてしまうこと)も少なくなったことも分かりました。
つまり、テアニンは睡眠の質を高める効果を持っていると言えるでしょう。
ストレス軽減・リラックス効果
先程のα波の増加により、睡眠時以外のリラックスにも効果があります
テアニン摂取後は、心拍の上昇が抑えられ、ストレス感の上昇を抑制する効果があると報告されえいます。
お茶を飲むとホッとするという現象は、テアニンによるリラックス効果が理由と言えます。
集中力を高める効果
脳の緊張が緩和されるため、作業時の集中力が持続したり、大事な場面でのパフォーマンスが向上することが分かっています。
そのため、スポーツの試合などでもテアニンを利用した集中力アップの方法が実験されています。
L-テアニンの副作用
テアニンを大量に摂取すると副作用があるのでしょうか?
テアニンの過剰摂取における安全性を調べた実験によると、1日の摂取目安量(200mg)の3倍以上に当たる840mgのテアニンを4週間摂取し続けたところ、自覚症状を含め安全性に問題がないことが確認されています。
また、別の実験で一日1000mgの摂取を4週間続けた場合でも副作用は確認されていません。
このことから、テアニン摂取による副作用はほとんどなく、安全性の高い成分だと言えます。
L-テアニンの摂取方法
素晴らしい効果が期待できるテアニンですが、一般的な煎茶1杯(86ml)には5mgほどしか含まれていないとされています。
1日の有効な量は200mgとされており、煎茶から全て摂取しようとすると1日40杯近く飲まなくてはいけない計算になり、現実的ではありません。
また、煎茶には興奮作用のあるカフェインが含まれているため、取りすぎると覚醒してしまい、睡眠に悪影響を与えてしまいます。
効率的にテアニンを摂取する方法としてサプリメントをオススメしています。
テアニンを配合したサプリメントであれば、摂取量を計算しながら、カフェインを気にすることなく効率的にテアニンを摂取することができます。
自分に合ったサプリメントを見つけ、試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 遊離アミノ酸「L-テアニン」には、睡眠の質を向上させる効果がある
- 「L-テアニン」は緑茶、それも玉露や抹茶などに多く含まれている
- 「L-テアニン」を効率的に摂取するにはサプリメントの活用がおすすめ
いかがでしたか?
「L-テアニン」を活用して、睡眠の質を向上させ、日々のパフォーマンスを高めましょう。