メラトニンサプリが日本で発売されないのはなぜ?海外からの購入方法も紹介!
脳から分泌され、睡眠の質を良くするホルモン・メラトニン。
欧米では、睡眠薬、睡眠導入剤としてドラッグストアなどで販売されているメラトニンですが、残念ながら日本では販売されていません。
今回の記事では、日本でメラトニンサプリが販売されない理由と、海外からの購入方法についてご紹介します。
睡眠の質を改善したい人は、ぜひ読んでみてください!
メラトニンサプリとは?
メラトニンは、睡眠の質を向上させる効果があるとされるサプリメントの成分です。
メラトニンは体内の自然な睡眠-覚醒リズムを調節するホルモンであり、就寝前に摂取することで眠りをサポートします。
就寝の1時間から20分ほど前にメラトニンサプリを服用することで、メラトニンの血中濃度を上昇させる働きがあります。この効果により、入眠の促進や深い睡眠の維持が期待されます。
欧米では、不眠症や睡眠障害に悩む人々にとってメラトニンサプリメントは非常に人気があります。実際、2012年に実施された米国国民健康調査において、ビタミン・ミネラル系のサプリメントを除いたランキングでは、メラトニンは4位にランクインしました。
この結果は、メラトニンが睡眠の改善に対して一定の効果を持っていることを示唆しています。
さらに、2020年の報告によると、アメリカにおけるメラトニンサプリの売上高は約8.2億ドル(約1100億円)に達し、非常に大きな市場となっています。
これは、多くの人々がメラトニンの効果を信頼し、睡眠の質を向上させるためにサプリメントを利用していることを示しています。
一方、日本では現在、メラトニンサプリは販売されていません。しかし、アメリカなどの一部の国では、ドラッグストアやスーパーマーケットなどで手軽に購入することができます。
日本でも睡眠の改善に関心を持つ人々にとって、将来的にメラトニンサプリの入手が可能になることを期待したいところです。
メラトニンは睡眠のサポートに役立つとされる成分であり、世界中で多くの人々がその効果を享受しています。
研究や科学の進歩により、さらなる睡眠の質向上への貢献が期待される成分と言えるでしょう。
メラトニンサプリが日本で販売されない理由
海外では販売されているメラトニンサプリが、日本で販売されない理由は「日本の医薬品分類が他国と異なるため」です。
医薬品の分類は以下のような決まりがあります。
- 医療用医薬品(処方箋あり、医師が取り扱い)
- 要指導医薬品(処方箋なし、薬剤師が取り扱い)
- 一般用医薬品・第二、第三(処方箋なし、登録販売者が取り扱い)
メラトニンは医療用医薬品に分類されるため、医師からの処方箋がないと購入できないようになっています。
なので、処方箋が出せない薬局やドラッグストアで購入することができないのです。
医薬品分類は改定されることもありますが、日本ではホルモン系のサプリの市販は禁止されているため、脳内神経ホルモンの一種であるメラトニンは、市販化される可能性は低いと予測されています。
メラトニン受容体作動薬について
メラトニンの購入には処方箋が必要とありましたが、医師から購入できる薬には「メラトニン受容体作動薬」と呼ばれるものがあります。
メラトニン分泌を促進させ、自然な眠気を引き起こすことが期待されている薬です。
成人の入眠障害改善に使われる「ロゼレム」
小児期の神経発達障に伴う入眠障害改善を目的とした「メラトベル」などがあります。
不眠で悩んでいる方は、医師の診断を受けてみてはいかがでしょうか?
メラトニンサプリの購入方法
処方箋なしで、メラトニンサプリを購入する方法として海外通販サイトで取り寄せるという方法があります。
日本で購入するには処方箋が必要な処方薬ですが、個人使用目的であれば、海外から取り寄せても良いというルールがあるため、問題ありません。
もちろん、個人使用目的のみなので、通販で買ったものを誰かに再販売したりすることは出来ません。
個人輸入サイトはたくさんあり、医師の処方が必要ないため、格安で購入することが出来ます。
ただし、海外サプリには品質面でばらつきがあるため、購入時には注意が必要です。
複数サイトでのレビューを確認して、自分に合いそうなものを選びましょう。
アメリカから発売されているサプリは、医薬品と同じ基準であるcGMP基準が課せられていて、安全性がある程度保証されているため、迷ったときは見てみてください。
メラトニンサプリ服用の注意点
メラトニンのサプリメントを服用する際のリスク・注意点を説明します。
副作用のリスクがある
頭痛やめまい、吐き気などの副作用が報告されています。
また、服用後は眠気が起きるため、服用後の運転などは厳禁です。
長期摂取の影響は調査されていない
適量の使用であれば、健康に問題はないとされていますが、長期使用の場合、大量摂取した場合の健康被害については調査が不十分です。
フラン食品環境労働衛生安全庁では、長期摂取のデータが不十分なため、一時的な摂取にとどめたほうが良いという意見を出しています。
妊娠中・授乳中は使用してはいけない
妊娠・授乳中のメラトニンサプリ摂取は安全性が確立されていないため、推奨されていません。
併用してはいけない薬がある
抗うつ剤であるフルボキサミンとの併用は禁忌です。
また、メラトニンは血液凝固を抑える作用があるため、血液凝固抑制薬との併用も避けてください。
手軽にメラトニンを摂取!? 話題のメラトニングミとは?
メラトニンが睡眠に効果的なことはわかったけど、薬のようなサプリは抵抗があるという方もいらっしゃいますよね。
そんな方にオススメなのが「メラトニングミ」です。
その名の通りメラトニンが配合されたグミで、薬型のサプリメントと同様に眠りの質を高める効果が期待できます。
日本国内では前述の理由から販売されていませんが、海外では子供が寝る前に食べるサプリメントとしても普及しています。
ダルビッシュ有投手も利用していると語っており、日本が優勝を果たしたWBC2023開催中に、佐々木朗希選手にメラトニングミをあげたところ移動中ずっと爆睡していたと、自身の配信で明かしていました。
アスリートやスポーツ選手も利用しているメラトニングミは、通常のメラトニンサプリと同じように海外から簡単に取り寄せることが出来ます。
はじめてのメラトニングミに最適
アメリカ発のリラックスエイドブランドNatrol(ナトロール)が発売しているメラトニングミです。
1粒あたり5mgのメラトニンが含まれ、人工着色料、香料、甘味料は含まれていません。
フルーツ味のメラトニングミ
ミックスフルーツ味で、不要な添加物を使わず作られたグミです。
海外では子供用のメラトニングミとしても人気で、甘めで柔らかい商品です。
1粒2.5mgのメラトニンを配合
1粒あたり2.5mgのメラトニンが配合されており、毎日の摂取量を調整できます。
天然由来のいちご味で、美味しく食べやすいグミです。
この記事のまとめ
メラトニンサプリは欧米では販売されているものの、日本での販売は禁止されている
個人使用目的で海外通販サイトなどから購入することは可能
摂取による安全性データが不十分のため、服用には注意が必要
いかがでしたか?
リスクについても理解し、安全に服用しましょう。