メラトニンサプリに副作用はある?服用時の注意点を徹底解説!
睡眠に関する問題や悩みを抱える人は年々増加しています。
そんな睡眠の悩みを抱えている人が飲んでいるサプリが、メラトニンという成分が含まれたサプリメントです。
医学誌「JAMA」に掲載された研究によると、1999~2018年まででメラトニンサプリの使用率は徐々に増加していることが分かったそうです。
日本では販売されていませんが、欧米では人気の高いサプリメントであるメラトニン。
今回の記事では、メラトニンサプリの副作用や、服用時の注意点について解説していきます。
メラトニンサプリを使うか迷っている人は是非ご覧ください。
メラトニンとは?
メラトニンとは、体内で生成される脳内ホルモン物質です。
生体リズムを調節するという役割があり、睡眠・覚醒にも大きな影響を与えています。
メラトニンは光によって分泌をコントロールしており、明るい光を浴びると分泌が抑制され、覚醒状態に入ります。
逆に、暗い状態になるとメラトニン分泌が促進され、自然な眠気を引き起こします。
メラトニンの分泌、抑制がしっかりとコントロールされることで、質の高い睡眠を取ることができますが、メラトニンの分泌量は加齢によって減少していくことが分かっています。
減少したメラトニンを補ったり、睡眠障害を抱える人が、症状改善のために服用するのがメラトニンサプリです。
メラトニンサプリについて
アメリカでは複数の会社から販売され、2012年のサプリメント利用状況調査では、第4位にランクインするほど人気のメラトニンサプリ。
ドラッグストアでも手軽に購入できるメラトニンサプリですが、日本では販売されていません。
理由は、アメリカと日本で医薬品の分類方法が異なり、日本の法律では販売が禁止されているためです。
メラトニンサプリが日本で販売されない理由は、以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は見てみてください。
メラトニンのサプリは国内で販売されていませんが、医師の処方箋があれば購入できるメラトニン受容体作動薬という薬があります。
ロゼレムや、メラトベルという薬ですが、こちらは用途、対象が限定されてはいるものの、診断を受け、必要であれば購入できる薬となります。
メラトニンサプリのリスク・副作用
メラトニンサプリは、海外からの個人輸入であれば国内に取り寄せることができます。
ここからは、メラトニンサプリを使用したことによるリスクや副作用について説明します。
メラトニンサプリの副作用
メラトニンサプリには、頭痛・めまい・吐き気・眠気といった副作用が挙げられます。
特に、睡眠導入剤としても使われていることから、日中服用してしまうと眠気を引き起こす可能性があります。
サプリによって良し悪しが分かれる
日本国内で、メラトニンサプリを使用する場合は、海外からの取寄購入となります。
アメリカのサプリメントはある程度の基準を設けているため、大きな被害は報告されていませんが、ある研究によると、メラトニンが含まれていない商品や、表示内容の2~3倍のメラトニンが含まれた商品もあったと言われています。
自分で購入する際は、クチコミやレビューをよく見て、信頼できるメーカーのものを選びましょう。
長期摂取時のデータが不足
メラトニンサプリは、副作用、依存性がほとんどないため、睡眠薬として使用されていますが、短期の使用を想定しているため、長期摂取時の影響は調べられていません。
フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)では、メラトニンの長期摂取による身体への影響が不明なことから、一時的な摂取を推奨しています。
ご自身で購入された場合も、眠れないときや時差ボケ解消のために使用し、長期間の使用は避けたほうが良いでしょう。
精神的な依存が起こる可能性がある
長期間摂取と被りますが、摂取を続けることで「飲まないと眠れない」という精神的な依存に繋がる可能性があります。
メラトニン自体に依存性はないのですが、毎回眠る前の服用を続けるうちに、脳内で「メラトニンを飲まないと眠れない」と思い込んでしまうのです。
メラトニンに限らず、すべての薬に言えることですが、あくまで薬は補助的な立ち位置で、依存することがないように注意が必要ですね。
メラトニンサプリ服用時の注意点
メラトニンサプリを服用すると、眠気が引き起こされます。
メラトニンサプリやメラトニン受容体作動薬を服用した後は、運転などはしないようにしましょう。
また、夜服用してもタイミングによっては、翌日も眠気を引きずってしまう可能性があるので注意が必要です。
就寝1時間前に飲んで、飲んだ後は眠気が来るまでリラックスするのがオススメです。
手軽にメラトニンを摂取!? 話題のメラトニングミとは?
メラトニンが睡眠に効果的なことはわかったけど、薬のようなサプリは抵抗があるという方もいらっしゃいますよね。
そんな方にオススメなのが「メラトニングミ」です。
その名の通りメラトニンが配合されたグミで、薬型のサプリメントと同様に眠りの質を高める効果が期待できます。
日本国内では前述の理由から販売されていませんが、海外では子供が寝る前に食べるサプリメントとしても普及しています。
ダルビッシュ有投手も利用していると語っており、日本が優勝を果たしたWBC2023開催中に、佐々木朗希選手にメラトニングミをあげたところ移動中ずっと爆睡していたと、自身の配信で明かしていました。
アスリートやスポーツ選手も利用しているメラトニングミは、通常のメラトニンサプリと同じように海外から簡単に取り寄せることが出来ます。
はじめてのメラトニングミに最適
アメリカ発のリラックスエイドブランドNatrol(ナトロール)が発売しているメラトニングミです。
1粒あたり5mgのメラトニンが含まれ、人工着色料、香料、甘味料は含まれていません。
フルーツ味のメラトニングミ
ミックスフルーツ味で、不要な添加物を使わず作られたグミです。
海外では子供用のメラトニングミとしても人気で、甘めで柔らかい商品です。
1粒2.5mgのメラトニンを配合
1粒あたり2.5mgのメラトニンが配合されており、毎日の摂取量を調整できます。
天然由来のいちご味で、美味しく食べやすいグミです。
まとめ
- メラトニンサプリは日本では販売されていない
- 副作用としては眠気や倦怠感、吐き気などが挙げられる
- サプリの服用にはリスクがあるため、注意して服用することが大切
いかがでしたか?
メラトニンサプリを購入、服用する方は、今回ご紹介したリスク、注意点を十分に理解してから安全に使用しましょう。