人を刺すツメダニに要注意!症状や治療法・対策方法をわかりやすく解説!
朝起きると、赤い斑点がポツポツと出来ていてかゆい。
そんな症状がある方は、ツメダニに刺された可能性があります。
ツメダニは、布団に潜んでいるダニの一種で、人を刺す(噛む)ダニです。
しかし、赤い斑点があるからといって全てツメダニの仕業であるとは限りません。
この記事では、ツメダニに刺されたときの見分け方や治療法、ツメダニに刺されないための対策方法をご紹介します。
ダニ取りシートは、置くだけで布団に潜むダニを捕獲、死滅させてくれる便利ツールです。
ツメダニとは
0.3~1mm程度の大きさのダニで、チリダニ、コナダニといった他のダニ、小さな虫を餌にして生息しているダニです。
春から秋にかけて活発に活動し、特に布団やカーペット、畳などに多く発生します。
ツメダニは、マダニのように吸血はしませんが、間違って人を刺し、体液を吸うことがあります。
刺されると強いかゆみが起こり、長いと1週間程度続くこともあります。
ツメダニの刺し痕の見分け方
ツメダニ以外にも人を刺すダニや虫は多くいます。
ツメダニか他のダニが刺したのかは、刺された場所で判別することが出来ます。
ツメダニは、服の下など、露出していない部分を複数箇所刺します。
例えば、太ももや二の腕などです。
室内に発生し、人を刺すダニとして「イエダニ」が挙げられますが、イエダニは吸血目的で人を刺すため、血管の近くが刺されます。
また、ツメダニは他のダニを食べようとして誤って人を刺すため、皮膚の柔らかくない部分も刺しますが、イエダニはやわらかい部分を狙って刺します。
このように、赤い腫れは同じでも、刺された場所の違いからツメダニの刺し痕かを判別することができます。
ツメダニに刺されたときの対処法
ツメダニに限らず、ダニに刺されてしまったときは、刺された部分を水で洗い清潔にすることが重要です。
刺された箇所を掻きむしってしまうと、肌を痛め、傷から細菌が入り込む可能性もあるため我慢しましょう。
症状が軽い場合は、市販の外用薬を塗ることで和らげることができます。
症状が治まらない場合や、ダニによる刺し痕なのか判別がつきにくい場合は、皮膚科を受診し、診断を受けた後、薬を処方してもらうようにしましょう。
ツメダニの退治方法
ツメダニに刺された症状を治療しても、布団に潜むツメダニを退治しなければ、再び刺されてしまう可能性があります。
布団にツメダニがいる場合、布団乾燥機を用いたダニ退治がオススメです。
生きているダニは洗濯や掃除機でも取り除くことは難しいですが、60℃以上になると死滅します。
布団乾燥機を使って、布団内の温度を60℃以上にすることで、生息しているダニを死滅させる事が可能です。
ただし、布団乾燥機をかける場合、熱が当たらない部分(布団の端など)を作ってしまうと、ダニがそこに避難し、効果が薄れてしまうため、布団全体が乾燥機に触れる状態にしましょう。
自分では上手く出来なさそうな人や、布団乾燥機を持っていない人は、宅配クリーニングサービスを利用し、プロに洗浄してもらうこともオススメです。
ツメダニを増やさないために
どんなに清潔にしていても、家にダニがいない状態を作ることは不可能です。
ダニの繁殖を防ぎ、ダニによる症状、影響を抑える方法をご紹介します。
掃除
すぐに出来る対策としては、寝具や寝室の掃除です。
布団の洗濯、掃除機がけ、布団乾燥機での乾燥などが挙げられます。
洗濯や掃除機がけによって、ダニの死骸やフンをある程度取り除くことが出来ます。
ツメダニは、チリダニも餌としているため、布団に多く潜むチリダニを減らすことで、ツメダニの大量発生を防ぐことができます。
各掃除方法のコツ、ポイントは以下の記事でまとめているので、読んでみてください。
睡眠環境の改善
ダニを除去した後は、再び繁殖させないために予防が必要です。
ダニ捕りシートや、防ダニ布団などの予防グッズを用いて、ダニの繁殖しづらい環境を作りましょう。
定期的に掃除を行い、ダニを増やさないことで、快適な睡眠環境を手に入れることが出来ます。
ダニ対策グッズの紹介
ダニ捕りシート
ダニ捕りシートは、ダニの好む匂いでおびき寄せ、シート内に捕獲するタイプのダニ退治グッズです。
設置するだけで手軽にダニ対策をすることが出来るので、これまでダニ対策をしてこなかった人に一番オススメできる方法です。
防ダニ布団,カバー
防ダニ布団は、ダニが嫌う薬剤を使ったタイプと、ダニが入り込めないくらい細かく繊維を織ったタイプがあります。
薬剤を使用したタイプでも人体に影響はないため、安心して使うことが出来ます。
防ダニ布団の仕組み、おすすめ商品については以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
→【最新版】防ダニ布団の選び方ガイド!3種の防ダニ加工を比較!
ふとんクリーナー
ふとんクリーナーを用いて、繊維の中に落ちたダニの死骸やフンを吸い取ることができます。
最近では、布団に振動を与え、微細なゴミを浮かせる機能や、温風でダニを死滅させて吸い込む機能がついているクリーナーもあるので、ぜひ検討してみてください。
選ぶ際のポイントや、おすすめ商品については以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください。
→布団のダニに掃除機は意味ない?ダニ退治に効果的な掃除機の使い方と注意点
まとめ
ツメダニに刺されると、赤く腫れ、かゆみを伴う
ツメダニの刺し痕かどうかは、刺された場所で判別可能
ダニ取りシートや防ダニ布団で、ダニの繁殖を防ぐことが出来る
いかがでしたか?
ツメダニを増やさないためには、餌となるチリダニや他のダニを増やさないことが大切です。
今回ご紹介した退治方法などを実践して、ダニのいない快適な睡眠環境を手に入れましょう。