ショートスリーパーは何時間寝てるの?思い込みショートスリーパーに伝えたい落とし穴
短い睡眠時間でも、問題なく活動できる人のことをショートスリーパーといいます。
ショートスリーパーの体質は遺伝子で決まっていると言われており、後天的にその体質を身につけることは難しいとされています。
実際のところ、ショートスリーパーの人はどのくらい眠っているのでしょうか?
今回は、ショートスリーパーの人が何時間寝ているのか、特に日本人に多い「思い込みショートスリーパー」の注意点についてご紹介します。
ショートスリーパーになるには?睡眠時間短縮の方法と注意点を紹介
ショートスリーパーになりたくて、睡眠時間を削ると様々な悪影響が出てしまう可能性があります。
正しい手順、ポイントを知っておくことが大切です。
睡眠傾向の種類
人の睡眠の傾向は、その時間によって種類分けされています。
ショートスリーパーも睡眠傾向の一種です。
睡眠傾向には
があります。
ショートスリーパー
睡眠時間が6時間未満でも、問題なく活動でき、十分に健康を維持できる体質の人です。
ショートスリーパーの人はレム睡眠と呼ばれる浅い眠りの時間が短く、眠っている間の多くの時間をノンレム睡眠(深い眠り)が占めています。
これにより、短い睡眠時間でも通常の睡眠時間の人と同じように活動することができます。
正確な調査はされていませんが、人口あたり1%未満であると考えられています。
ロングスリーパー
ショートスリーパーの逆で、10時間以上の睡眠を必要とする人です。
寝つきが悪かったり、眠っている間のレム睡眠時間が長いことで、十分な睡眠を得るのに時間を要します。
多くは何らかの睡眠障害が発生している可能性があります。
ロングスリーパーの人は人口あたり3~9%程いると考えられています。
バリアブルスリーパー
ショートスリーパーとロングスリーパーの中間、6~10時間以内の睡眠を必要とする人です。
この中間層が最も多く90%近くの人が、バリアブルスリーパーに該当します。
バリアブルスリーパーの人は、短期間であれば、睡眠時間を削ったり、伸ばしたりすることが可能なため、variable(変数、変えられる)という名前がつけられています。
バリアブルスリーパーの人は、訓練することで、ある程度睡眠時間を短縮し、ショートスリーパーに近づくことが出来ると言われています。
詳しい方法は「ショートスリーパーになるには?睡眠時間短縮の方法と注意点を紹介」で紹介しているので、興味のある方はご覧ください。
ショートスリーパーの人の睡眠時間は?
ショートスリーパーの人は6時間未満の睡眠時間で、問題なく活動できる人と紹介しましたが、睡眠時間は人によって異なります。
ショートスリーパーだったと言われている偉人でいうと、ナポレオンは3時間、エジソンは4時間、レオナルド・ダ・ヴィンチは90分と伝えられています。
ショートスリーパーといっても、必要な時間は人それぞれで、自分にあった最適な睡眠時間を見つけることが重要ですね。
思い込みショートスリーパーとは?
さて、ここまでショートスリーパーについて紹介してきましたが、自分はショートスリーパーだと思いこんでいる「思い込みショートスリーパー」という人もいます。
特に、平均睡眠時間が世界最低レベルである日本では、無理して睡眠時間を削っているだけなのに、ショートスリーパーなんだと思い込んでいる人が多いと考えられます。
自分をショートスリーパーだと思っている人は、日中眠気を感じていないか、集中力が長い間切れてしまっていないかなど、活動に影響が出ていないか確かめる必要があります。
思い込みショートスリーパーの落とし穴
思い込みショートスリーパーは、バリアブルスリーパーの人が無理して短い時間で活動している状態なので、言ってしまえば「常時寝不足状態」であるということです。
寝不足の状態だと、日中のパフォーマンスが大幅に低下するだけでなく、集中力の低下から重大なミスを犯してしまったり、健康面に影響が出る可能性もあります。
また、睡眠障害を引き起こし、眠りたいのに眠れないという状態になってしまうこともあります。
もしも今の睡眠時間で、日中眠気を感じているのであれば、早急に睡眠時間を見直すことをオススメします。(※起床後8時間前後で眠気を感じるのは自然なことなので問題ありません。)
まとめ
- 睡眠傾向にはショート・ロング・バリアブルの3つの種類がある
- ショートスリーパーでも睡眠時間は人それぞれ異なる
- 思い込みショートスリーパーは、様々な危険があるので注意が必要
いかがでしたか?
ショートスリーパーにあこがれている人も、決して無理はしないようにしましょう。
自分にあった睡眠時間で、質の良い睡眠をとりましょう。