【保存版】ダニアレルギーとは?原因から対策まで徹底解説
花粉の季節じゃないのに咳やくしゃみ、鼻水など花粉症に似た症状が出ている。
そんな人は、ハウスダストやダニアレルギーの可能性があります。
ダニアレルギーは、知らないうちに多くの人が発症してしまうアレルギーです。
今回は、ダニアレルギーの原因や症状、対策、治療法まで、詳しく解説します。
ダニ取りシートは、置くだけで布団に潜むダニを捕獲、死滅させてくれる便利ツールです。
ダニアレルギーの原因
ダニアレルギーは、ダニの死骸やフンを吸い込むことで、抗体が作られることが原因です。
抗体が作られると、以降にダニの死骸やフンが体内に侵入した際、アレルギー症状が出るようになります。
家の中には、主に3種類のダニが生息していますが、ダニアレルギーの原因となるダニはチリダニと呼ばれる種類です。
ダニの種類については、以下の記事で紹介しているので合わせてご覧ください。
>【必見】これからの時期に増える!布団に潜む3種類のダニとその対策方法
ダニアレルギーの症状
ダニアレルギーの症状は以下のようなものが挙げられます。
- アレルギー性鼻炎:くしゃみ / 鼻水 / 鼻づまり
- アレルギー性結膜炎:目のかゆみ / 充血
- 喘息:せき / 呼吸困難
- アトピー性皮膚炎:かゆみ / 湿疹
症状が現れる場所や強さは人によって異なるため、注意が必要です。
また、似たような症状が起こる花粉症は、花粉の季節だけ症状が現れますが、ダニアレルギーの場合、通年症状が現れます。
特に、ダニは5~7月にかけて繁殖し、9~10月にかけて死んでいくため、秋頃にアレルギーを発症しやすくなります。
ダニアレルギーの検査方法
ダニアレルギーは、花粉症との区別がつきにくいですが、検査をすることで原因を特定することが可能です。
検査方法としては、血液検査と皮膚検査があります。
血液検査では、アレルギー反応の原因となる抗体を調べます。
皮膚検査では、アレルギー反応が起こる液(アレルゲン液)を垂らし、細い針で押して検査します。
血液検査では、結果が出るまでに数日かかりますが、皮膚検査の場合、当日中に結果が分かります。
ダニアレルギーの対策
ダニアレルギーの対策には、以下のような方法があります。
家の中を清潔に保つ
ダニは、湿度60~80%、温度25℃前後の環境を好みます。
人間のフケや垢などが餌になるため、掃除機やモップなどでこまめに掃除を行うこ戸で、ダニの繁殖を防ぐことが出来ます。
ダニの死骸やフンは、とても小さく軽いため、少しの風で舞い上がってしまいます。
掃除をする際は、布団や床にある死骸やフンを拭き取ってからから窓を開けましょう。
簡単にダニを退治する方法として、ダニ捕りシートの活用が挙げられます。
ダニ捕りシートについては以下の記事でオススメの商品を紹介しているので、ぜひご覧ください。
寝具の洗濯や交換
ダニにとって布団の中は、条件が整った最適な生息場所です。
布団や枕には人の汚れが付着しているため、餌にも困ることがありません。
また、睡眠のため長時間布団の上にいる私達にとって、寝具にダニが多いことは、ダニアレルギーの一番の原因となります。
布団や枕は、できるだけ頻繁に洗濯することが望ましいです。
洗濯機で洗える場合は、洗濯機を使って洗濯し、外で干すことでダニを減らすことができます。
布団カバー、枕カバーは防ダニ効果のある商品も販売されているため、気になる方はお試しください。
ダニアレルギーの治療法
ダニアレルギーの治療法には、以下のような方法があります。
対処療法
くしゃみや鼻水などの症状が重い場合、症状を緩和させる薬(抗ヒスタミン剤)を使用し、つらい症状を和らげる効果が期待できます。
薬によって、眠気が起きたり、個人差によって効果が薄いものもあるため、医師に相談し、自分にあった抗アレルギー薬を服用することが大切です。
対処療法は今のつらい症状を抑えるための薬で、アレルギーが治るわけではないため、免疫療法や部屋の掃除などアレルギーを防ぐ行動が必要となります。
舌下免疫療法
免疫療法は、アレルギーの原因物質であるダニに対して、徐々に慣れさせる治療法です。
ダニのアレルギー物質を含んだ薬を服用し、アレルギー体質を改善させます。
アレルギーの根本治療に最も近い方法と言われており、時間はかかりますが、効果的にアレルギー症状を抑えることができます。
まとめ
- ダニの死骸やフンが原因でダニアレルギーを発症する
- 花粉症の症状と似ているが、検査をすることで原因を特定可能
- 予防法として、こまめに部屋を掃除することが大切
ダニアレルギーを予防するためには、ダニの繁殖を防ぐことが重要です。
定期的に掃除をして、ダニの繁殖を防ぎましょう。
ダニアレルギーは症状が出た場合には辛い病気ですが、適切な対処法を行うことで、症状を改善することができます。
自分自身の健康を守るためにも、予防に努めましょう。