【布団のダニ退治】簡単で効率的なダニ退治方法をご紹介!
布団に住みついたダニは、かゆみの原因になるほか、アレルギーを引き起こしたり、良質な睡眠を妨げます。
人生の1/3を過ごす睡眠の時間を快適なものにするために布団のダニ対策は必須です。
これまでダニ対策をしていない人は、自覚症状はなくても、既に繁殖している可能性があります。
そこで、今回は布団にいるダニを退治する簡単な方法をご紹介します。
ダニ取りシートは、置くだけで布団やクローゼットに潜むダニを捕獲、死滅させてくれるツールです。
布団に潜むダニとその危険性
布団に潜むダニは、肉眼では見えない微小な虫ですが危険性は大きく、ダニアレルギーを引き起こす原因の一つとなります。
ダニアレルギーは、くしゃみ、鼻水、喉のかゆみ、目のかゆみなどの症状を引き起こすだけでなく、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患の原因にもなることが知られています。
布団・ベッドに発生するダニ
布団に発生するダニには以下のような種類があります。
体長0.3~0.4mmほどのダニです。
ほぼ一年中見られ、温度20~30℃、湿度60%ほどの高温多湿を好みます。
人を刺すことはないですが、死骸やフンがアレルギーの原因になります。
体長0.3~1.0mmほどのダニです。
吸血はしないものの、誤って人を刺して体液を吸うことがあります。
刺された翌日以降にかゆみや赤い腫れが出現し、かゆみが1週間ほど続くのが特徴。
布団や畳などに触れている部分が刺されやすいです。
体長0.6~1.0mmほどの吸血するダニ。
寝ている間に寝室に侵入し、衣服に潜り込んで吸血します。
二の腕や太ももなど、比較的皮膚が柔らかい場所を狙って刺します。刺された直後からかゆみ、赤みが出ることが特徴で、感染症を媒介することもあるので注意が必要です。
室内にいるダニの7割はチリダニと言われています。
ツメダニは、チリダニなど別種のダニを捕食するため、チリダニが増えるとツメダニの増殖の原因にもなります。
ダニ退治にオススメの方法
掃除機で死骸・フンを吸い取る
布団に潜むダニを退治するためには、定期的なお手入れが必要です。
まずは掃除機を使用して、布団の表面や隅々までしっかりと掃除します。
掃除機を使うことで、ダニを吸い込んで排出することができます。
また、マットレスも掃除機を使って、ダニを取り除くことができます。
しかし、生きているダニは爪を使って繊維にしがみついているため、掃除機だけで取り切ることは出来ません。
他の退治方法と並行して掃除機をかけることで、アレルギーの予防に効果を発揮します。
コインランドリーの乾燥機を活用
ダニは60℃以上の熱を与えることで死滅します。
ポリエステル製の敷布団を洗わずに40分乾燥させたところ、100%のダニを死滅させられたという実験結果が報告されています。
コインランドリーであれば、費用を抑えて簡単にダニを死滅させられるため、オススメの方法です。
ダニ捕りシートの活用
ダニ捕りシートを使用することで、ダニを捕獲し死滅させることで、繁殖を防ぐことができます。
薬剤が使われていないタイプのシートも販売されているため、お子さんがいるご家庭でも安心して使うことが出来ます。
また、ダニ退治スプレーを布団やマットレスに噴射することでも、ダニを退治する効果があります。
布団乾燥機の活用
布団乾燥機もコインランドリーでの乾燥と同じく、高温によってダニを退治する効果があります。
ただし、布団の素材によっては、乾燥による縮みや変形が生じる場合があるため、使用前には取扱い方法を確認しましょう。
また、布団乾燥機の布団に接さない端の部分は、中央の高温の部分から逃げてきたダニが集まりやすいです。
布団乾燥機を包み込むように布団を設置し、乾燥させることで端の部分も効果的にダニを退治することが出来ます。
ダニよけシリカ
ダニ対策としてオススメなのが、ウッディラボから販売されている「ダニよけシリカ」という商品です。
天然由来成分の香料でダニの繁殖を防ぎます。
強い成分は含まれていないため、お子さんやお年寄り、ペットのいるご家庭でも安心して取り入れることが出来ます。
ダニが発生しやすそうな、布団や枕の下に置いておくだけで約90日間効果を発揮します。
天日干しするときの注意点
ダニ対策としてよく知られているのが布団の天日干しです。
しかし、普通に天日干しをするだけではあまり効果がありません。
前述の通り、ダニは60℃以上の熱を与えることで死滅するのですが、天日干しだと猛暑日でも50℃程度にしか温度が上がらないのです。
そこで、天日干しをする際にオススメなのが「布団干し袋」の利用です。
黒い生地で布団を包んで天日干しをすることで太陽の熱を吸収しやすくなり、乾燥もしやすくなるので、効果的にダニを退治することができます。
布団干し袋がない場合は、黒いビニール袋や不織布で布団を包む方法もあります。
天日干しは、コストが低く、手軽にできるダニ対策なので、ぜひ検討してみてください。
まとめ
- 布団に潜むダニは健康に影響を与えるため、定期的なダニ退治が必要。
- 乾燥機やダニ対策グッズを使用することで手軽にダニ退治ができる。
- 布団を干す際は、布団干し袋の利用が効果的
布団に潜むダニは、私たちの健康に影響を与えるだけでなく、寝心地も悪くなってしまいます。
今回紹介した方法を参考に、布団のダニ退治に取り組んでみてはいかがでしょうか。