【寝ても眠い】寝てるのに寝不足状態なのはなぜ?過眠症か隠れ不眠の可能性も!
しっかり寝ているはずなのに、眠気が襲ってくる。
そんな経験をしている方は多いのではないでしょうか?
事実「寝たのに眠い」「寝ても寝ても眠い」といったワードは、多く検索されています。
今回の記事では、そんな「寝ても寝ても眠い」方向けに、原因とチェック方法をまとめています。
寝ても寝ても眠いのはなぜ?
日本人の睡眠時間は6~7時間が標準とされています。
睡眠時間は年齢や季節によって変動し、個人差がありますが、通常は6~8時間の睡眠が必要と言われています。
しかし、多くの人が感じている通り、6~8時間の睡眠を取っているにも関わらず、日中眠気を感じる人が多いことも事実です。
その場合、自覚はないものの寝不足状態になっている可能性、後に説明する過眠症の可能性が考えられます。
睡眠傾向は人によって差があり、ショートスリーパーという短時間での睡眠で十分な人もいれば、逆に10時間以上の睡眠を必要とするロングスリーパーと呼ばれるタイプもいます。
自分に最適な睡眠時間を知っている人は少なく、そのために睡眠時間の不足に気がついていないケースがあるのです。
自分に必要な睡眠時間の見つけ方については「最適な睡眠時間は何時間?自分に合った睡眠時間を見つける方法を解説!」の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
過眠症とは?
寝ても寝ても眠いときのもう一つの可能性は「過眠症」と呼ばれる症状です。
過眠症とは、十分な睡眠時間をとっており、睡眠の質を低下させる睡眠時の障害がないにも関わらず、日中に強い眠気を感じる症状です。
過眠症は、中枢神経の異常が原因と考えられており、その症状によって3つのタイプに分けられます。
突発性過眠症
日中に強い眠気が起き、眠ってしまうと1時間以上そのまま眠り続けてしまう症状です。
無理に目覚めさせることで時間や場所がわからなくなる見当識障害を引き起こす可能性があります。
反復性過眠症
傾眠期と呼ばれる1日の殆どを眠り続ける期間が3日以上続き、その後不定期に傾眠期が生じる病気です。
傾眠期以外では全く症状がなくなります。
100万人に1~2人程度と推測されている非常に珍しい症状です。
ナルコレプシー
2000人に1人程度起こる病気で、日中に強い眠気が生じます。
食事中や運転中など、通常は眠らないであろうシーンでも、自分では制御しきれない眠気によって眠ってしまうことがあります。
ナルコレプシーの人は、眠った直後の幻覚や金縛りなどの症状が見られます。
隠れ不眠ってなに?
睡眠をとっているにも関わらず、日中も眠気を感じてしまう過眠症について説明しましたが、その逆である不眠(眠れていない)も注意しなくてはなりません。
睡眠障害には、寝つきが悪くなる入眠障害や、途中で目が覚める中途覚醒、眠りが浅いため寝た気がしない熟眠障害など様々な症状がありますが、自分で気がついていない人も多くいます。
そうした自覚症状のない不眠障害を持っている状態を隠れ不眠と呼んでいますが、日本人は特に、この「隠れ不眠」が多いと言われています。
というのも、世界各国の中でも日本は睡眠時間がそもそも短いため、短い時間で慣れきっている人が多いと言えます。
さらに日常のストレスや体調の変化などで、睡眠障害が生じた場合でも、無理して活動してしまうことが多いのです。
しっかり寝ているはずなのに、眠さが残っている場合、自分が隠れ不眠ではないかチェックすることも大事ですね。
睡眠習慣を改善して寝不足を治そう!
寝ているはずなのに日中の眠気がとれないという方は、まず自分に必要な睡眠時間を把握し、睡眠環境を整えることが重要です。
睡眠時間の測定には時間がかかりますが、きちんと測ることで今後の睡眠が改善されると考えるとコスパが良いため、有給や長期休みを利用して挑戦してみてください。
また、寝具や寝室の環境にも気を配り、睡眠を阻害しない状態を作りましょう。
マットや枕を自分に合ったものに変えるだけでも、睡眠の質が劇的に変わることがあるので、出来そうな部分から試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- どれだけ寝ても眠い人は意外と多い
- 眠気がとれない人は、過眠症か隠れ不眠症の疑いがある
- 睡眠習慣、環境を変えることで改善を促すことが出来る
いかがでしたか?
今回ご紹介した方法を試して、質の高い睡眠が出来るようになりましょう。
寝不足状態が続く場合は、医療機関を受診し、医師の診断を受けることも大切です。